漆染雑貨の紹介
日本一の品質と生産量を誇るのが、二戸市の浄法寺漆です。浄法寺漆は漆器はもちろん、国の指定文化財の修復にも使われています。
日本が誇れる、価値のある浄法寺漆。漆の木を15年育て始めて樹液を採取できます。1度傷をつけ採取すると、その年に木を切り倒さなくてはなりません。
切り倒された木にはあまり活用方法がないのが現状です。その切り倒された漆の原木に利用価値がまだまだあると考え、勉強し作品造りに取り組みました。漆原木は2年ほど野ざらしにすると、樹液が固まり漆器と同じように触れてもかぶれません。
表面は掻き傷が美しさと勇ましさで魅力があり、幹は鮮やかな黄色のグラデーション。
漆原木に新たな命を吹き込む!!
日本一の漆の原木を活用した雑貨商品。そのひとつが漆染です。幹の色を主張した自然に近い黄色を絞りの柄で鮮やかに彩ります。
生地の種類や季節、環境、そして原木の人柄によって染まる色合いは様々。さらにひとつひとつ想いを込め手作業で行われる絞りの柄も同じモノが出来ない1点もの。染め上がった生地はひと針ひと針集中して縫製も行っています。
そうして出来た商品は、和をさりげなく主張しつつ様々なシーンに活用頂けると感じております。
もうひとつはアクセサリーです。漆原木を粉末にして色分けし、樹脂に色付けします。前段の通り原木は、黄色から茶色、茶色から黒とグラデーションしておりそれぞれの色の粉末を分け柄付けしていくと、ベッコウの様なシックで可愛らしい商品が出来上がります。もちろん、アクセサリーもお客様の笑顔がたくさん生まれる事を願いながらひとつひとつ手作業で行い、全て1点ものになります。
心は体の中に物体として存在しないモノです。しかし紛れもなく心が体を動かします。お客様の心にささやかではありますが、私どもの商品が温もりを与えられますよう願っています。